PEARL PIERCE
ようこそ輝く時間へ
真珠のピアス
ランチタイムが終わる頃
フォーカス
夕涼み
私のロンサム・タウン
DANG DANG
昔の彼に会うのなら
消息
忘れないでね
ようこそ輝く時間へ
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
夜風が涼しくなる頃は
かなしい子供に戻るから
つれて行って 遊園地
ネオンも星座も色褪せて
バターの香りが流れ来る
たそがれの遊園地
(ああこのまま時間を忘れて
世界を舞い跳ぶビームになりたい)
大人になったら宿題は
なくなるものだと思ってた
いかないで 夏休み
(ああしばらく孤独を感じて
都会を見下ろすカイトになりたい)
想い出を駆けぬける
様々なイルミネーション
包んで 今夜だけ
夜空に浮かんだスタジアム
カプセルに乗ってのぞいたら
歓声が舞い上がる
(ああこのまま時間を忘れて
世界を舞い跳ぶビームになりたい)
想い出を駆けぬける
様々なイルミネーション
包んで 今夜だけ
真珠のピアス
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
Broken heart 最後の夜明け
彼のベッドの下に片方捨てた
Ah…真珠のピアス
肩にアゴをのせて耳元でささやくわ
私はずっと変わらない
背中にまわす指の力とはうらはらな
あなたの表情が見たい
もうすぐかわいいあの女【ひと】と
引越しするとき気づくでしょう
Broken heart 最後のジェラシー
そっとベッドの下に片方捨てた
Ah…真珠のピアス
古ぼけた広告でヒコーキを折ってみる
高台の部屋の案内
いつか住もうと云って微笑んだあの夢へ
せめてヒラリと飛んでゆけ
どこかで半分失くしたら
役には立たないものがある
Broken heart それはあのとき
蒼い心の海にひとつぶ投げた
Ah…真珠のピアス
Broken heart 最後の夜明け
Broken heart 最後のジェラシー
Broken heart 最後の夜明け
Broken heart 最後のジェラシー
ランチタイムが終わる頃
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
会えるはずのないあなたの姿も
見つけられそうに混んだレストラン
みじめなうわさが届かないように
気の早い半袖で来てみた
手紙も出せぬほど忙しいのよ
話しかけられて微笑みかえす
ほら チャイムを鳴らし
コーヒー冷まし
もうすぐランチタイムが終わる
日向で語らう人々は急ぎ
また白いビルに吸い込まれる
私と鳩だけ舗道に残って
葉裏のそよぎをながめていた
かすかに響いて来る地下鉄に乗り
はやびけをしたい そんな午後です
ほら チャイムを鳴らし
背中をたたき
もうすぐランチタイムが終わる
チャイムを鳴らし
背中をたたき
もうすぐランチタイムが終わる
フォーカス
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
度の強いレンズのうしろに
長いこと逃げ込んでいたのよ
なんとなくぼやけてるあなたのくちびるが
愛してると云った
高校の友達はみんな
しあわせに片づいていったわ
私だって恋に泣いた日々はあるけれど
どれもはしかばかり
あなたに今日 めぐり逢うまでは
いつでも私 眼鏡をとらなかった Wow Wow
みつめ合って食事できる夜が来るなんて
なんだか夢のよう
あなただけに めぐり逢うために
今まで私 あんまりモテなかった Wow Wow
臆病な部屋から私を
はじめてよ つれ出してくれたの
世界中がぼやけても 心のフォーカスは
あなたに合ってるから
いつも近くにいて
夕涼み
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
DAYDREAM 灼けつく午後
水撒きしてはしゃいだあのガレーヂ
HEY! DREAM ゴムホースで
きみがふと呼びこんだ虹の精
みがいたルーフを金の雲が um…流れた
窓を開けて 風を入れて
むせるくらい吸い込んだね
二人きりの夕涼みは
二度と来ない季節
STAY DREAM 傾いてく
陽差しの魔法はとてもはかないね
SAY DREAM 願いごとは
叶いそうになったら教えるよ
笑った瞳に細い月が um…映った
濡れた髪と 焼けたうなじ
むせるくらい抱きしめたね
二人きりの夕涼みは
哀しすぎる記憶
窓を開けて 風を入れて
痛いくらい吸い込んだね
濡れた髪と 焼けたうなじ
痛いくらい抱きしめたね
二人きりの夕涼みは
二度と来ない季節
私のロンサム・タウン
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
北風から 靄は生まれて Whoo……漂うの
夜明けの前に
信号機が通りを染めるのを見ていた
ホテルの窓
降りておいでよと
誘うような ロンサム・タウン
橋のかかる河口【かこう】のあたりへ乗せてって
眠たいタクシー
錆びた船がナホトカに向けて遠去かる
さざ波残し
テトラにすわれば
しらむ空 ロンサム・タウン
ああゆうべは みんな酔ってさわいで
ああ今夜は ちがう町 ライトを浴びて 私は誰?
ああいつから 速い列車 乗り継ぎ
あああるとき 年とってなつかしくなる 私は誰?
少しすれば バンドもあわてて起きる頃
コーヒーすすり
少女たちは雨に打たれるコスモスのように
手を振ってる
曇ったホームにも
冬近い ロンサム・タウン
DANG DANG
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
あなたにふさわしいのは私じゃないって
電話を切ったあとに思い切り泣いたあの日
だんだんとスピードをあげて走っていた
朝焼けの海辺を
DANG DANG と DANG DANG D-DANG と弾丸をぶち込んで
疲れたハートに
彼女は知らないなら友達になるわ
それしかあなたに会うチャンスはないもの今は
だんだんと哀しみよ高く押し寄せて
土用波のように
DANG DANG と DANG DANG D-DANG と派手に砕け散って
きのうをさらって
せまいこの町で顔を合わせ
交す微笑みに胸を痛め
ああ少しづつ ああ少しづつ
何にも感じなくなってゆくのね
だんだんと哀しみよ高く押し寄せて
土用波のように
DANG DANG と DANG DANG D-DANG と派手に砕け散って
きのうをさらって
DANG DANG と DANG DANG D-DANG と弾丸をぶち込んで
疲れたハートに
昔の彼に会うのなら
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
昔の彼に会うのなら
まぶしい午後の街がいい
人も車も出払った
バカンスどきの街がいい
食事は裏通りで飲茶【ヤムチャ】にしましょう
映画はなつかしのラヴ・コメディー
少し離れて歩くなら
熱い風吹く街がいい
昔の彼に会うのなら
ちょっと綺麗にしてゆくわ
陽差しの影が落ちるように
白い帽子で出かけるわ
あれからしあわせそうにしてると聞いたよ
いいえ 私 退屈な毎日
本当は、本当は会いに行かないわ
時の女神の気紛れで
二人はきっと変わったわ
夢はさわらぬ方がいい
いたずらに いたずらに
消息
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
向い側 ホームの端に
あのひとが立っていた
雨降りの線路を隔て
みずいろのセーターがうるんで
呼べずに呼べずに 風が来て
私の背中を発車の笛が押した
知るひとは燃えつきたと思うでしょう
今はもう
連絡もとることなく
行きつけの店もなく…それでも
愛して愛していることを
ガラスにもたれた瞳を読みとって
そのとき苦しみが 消えてゆくのを見た
呼べずに呼べずに 時は去き
電車はカーヴで煙った点になる
愛して愛しているうちに
私はあなたのグレイの汚染【しみ】になる
呼べずに呼べずに 時は去き
電車はカーヴで煙った点になる
愛して愛しているうちに
あなたは私のグレイの汚染【しみ】になる
呼べずに呼べずに 時は去き
電車はカーヴで煙った点になる
愛して愛しているうちに
私はあなたのグレイの汚染【しみ】になる
忘れないでね
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆
横に眠るひとがいるのも知っていて
でもあなたを好きになった
せめて夢の中にしのんでゆきたいわ
もう星影も薄れゆく時刻
ルルル… ルルル… ルルル…
と三回 鳴らして切ったら
それは それは
淋しい私から "I want you"
忘れないでね Baby Baby
うたがわれたときは心配させちゃだめよ
そう どこかのいたずらと云って
ルルル… ルルル… ルルル…
と三回 鳴らして切ったら
それは それは
苦しい私から "I miss you"
明日会ってね
ルルル… ルルル… ルルル…
と三回 鳴らして切ったら
それは それは
淋しい私から "I want you"
忘れないでね Baby Baby